導かれて契約社員に。本当に勉強になった一年間でした!

40歳の終わり、トヨタの下請け会社の事務員として入社しました。この入社が、まるで導かれていたような気がしてならないのです。というのも、私が電話をかけたわけでも、入社試験を受けたわけでもなかったからです。勿論コネでもありません。要は、こちらの意欲次第で道が開かれていく、そんなチャンスもあるというお話です。
 それまでの私は、子供が2人高校生になり、 それに伴う費用が要るようになったことと、時間も空いて何か仕事も始めなければ、と思っていた普通の主婦でした。しかし、20代から働いてきたならともかく、もう40代後半になってから探すのでは、自分自身が社会に対して役に立つのかどうか気がひけてしまい、まずは掃除の仕事でもチャレンジしようと思い立ったのです。掃除なら、普段していることの延長で、「難しい」ということで、あまり頭がよくなくても一生懸命やっていけば覚えられる、そう思ったからです。
 そこで、とりあえず目についたチラシの中で対応のよさそうな個人事業を一つ絞り、応募しました。話はトントンと進み、私は翌週から雑巾やマスク、手袋をもって契約先の事務所などを掃除に通い始めたのです。
 仕事に慣れてきた頃、ある一つの事務所の掃除を終えて自家用車に乗ろうとした時、事務所内から所長さんが追いかけてきて、息を弾ませながらこう言ったのです。
 「すみません。あの・・あなたのお友達でここの仕事をお手伝いして下さるような方、いらしたら是非紹介してもらえないでしょうか」実はこの事務所で来年一年間だけ出産のために休職する方がいまして。空きが出るのですが、応募するにも少し時間が要りますし。」とのこと。
 通常なら、
「そうなんですか。それでは心あたりがありましたら、私もご連絡します」などと言っておけばいいのだけれど、私に声をかけてくれたということは、私でもいいのかな、と思い、このチャンスを逃すなんて馬鹿だという言葉がどこからか聞こえ、咄嗟に「あの・・私でもいいでしょうか」と言ってしまったのでした。
 かくして私は、本社からも面接を受け、無事掃除のアルバイトから事務職員へと転職できたのでした。勿論、それ以前に私には元々簿記の資格もPCのスキルも持っていました。そしてこの転職は契約社員ではあっても、トヨタに出入りする回数も多い会社であったことも勉強になりました。その翌年、私は所長の「決してここでの仕事は無駄にならないと思いますよ」と言われたとおり、別の事務員として働くことができたのでした。

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